ディジョン観光&ドメーヌ訪問ツアー!!

ブルゴーニュはワインだけでなく遺跡の宝庫でもあります。気ままに散策しているだけで、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンスなどの建築様式をそのまま残した教会や古い家並みに出会い、そこに流れていった歴史を感じることができます。

日本から遥々いらっしゃる観光客の方にも、ストーリーを感じながら町を歩いてほしい…
そんな思いから始める新企画です!
今までのドメーヌ訪問だけでなく、観光とワイン街道をドッキング!!

ワインはあまり沢山飲めないけどやっぱりドメーヌ訪問もしてみたい、観光も色々してみたいという方にピッタリのツアー。

今日ブログにご紹介するのはディジョン編です。

◇ ドメーヌ1軒訪問(軒数は相談に応じます)
◇ ワイン街道を観光(ロマネ・コンティ、クロ・ヴージョなど)
◇ ディジョン観光

パック料金:お一人様150ユーロ

出発場所:ボーヌ
解散場所:ボーヌまたはディジョン
注1)その他の送迎場所をご希望の場合はオプション料がかかります。
注2)1名様でご参加の場合の料金はお問合せください。  

♪♪ 
他にも、ボーヌ、オータン、ヴェズレー、フォントネを含めた「観光&ドメーヌ訪問」を開催しますので、ご興味のある方はお問合せください。

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ブログにはドメーヌ1軒の場合の一番長い観光コース(3時間程度。美術館などに入館する場合はもっとかかります)をご紹介しますが、お客様のご希望によってドメーヌを2軒にし、コースを短縮することもできます。
迷わず効率よく周りたい方、ガイドの説明を聞くのが好きな方は是非ご連絡ください。

また、個人で周りたいという方にも役立つ情報が満載です。(どうぞご参考まで!)


レ・アールを中心に火曜と金曜の午前中は市場が開かれます。
取材した日はちょうど火曜日。小雨が降っていて皆早足だけど、思ったよりたくさんの人出で活気があります。


レ・アールの中には沢山のスタンドが立ち並び、地元のマダムやレストラン業の人たちが生鮮食料の買出しに来ます。

周囲をビストロが取り巻いています。いかにも美味しそう!そしてランチ時には12〜16ユーロ程度でメインとデザートのセットが食べられる店がたくさん。中でも評判を聞いているのはこの二軒。

DZ’envies
http://dzenvies.com/
ランチ例:メインとデザートのセット16ユーロ、Burgundy Express13ユーロ、I love Dijon 18ユーロ

Bistror des Halles
Tel : 03 80 49 94 15
ディジョンで一番有名な星つきレストランPrès Aux Clercsのシェフ Jean-Pierre Billouxが気軽に食べられるビストロとして出した二号店。


フランソワ・リュード広場

リュード広場に面したマスタード屋さん

フランソワ・リュード広場から、フォルジュ通りへ。ブルゴーニュ大公宮殿の裏側に面していて、ディジョンでも最も古く美しい家々の景観。


宮殿の一部には観光局が入っています。ディジョンの観光について何でも相談にのってもらえます。
中庭をちょっと覗くと、左側に無料トイレがあります。そんな小さなことでも知っておくと安心。


13世紀に建築されたノートルダム教会。

この教会のガーゴイルは壮観。

中に入るとそこには神聖な空間が広がっています。身廊から本堂に近づくにつれ、それを強く感じます。

ステンドグラス。特に祭壇に向かって左側の大きな丸いステンドグラスの下方に並んだ長方形のステンドグラスは、13世紀にこの教会が建築された当初のもの。

11世紀に造られた「ノートル・ダム・ド・ボン・エスポワール(希望をもたらすマリヤ様)」
より深く鑑賞するために、この木像とステンドグラスを前にガイドからお伝えしたいことが沢山あります。

鐘をつく自動人形は、ブルゴーニュ大公の一代目、フィリップ豪肝公が教会に贈ったもの。
今でもディジョンの町の空に柔らかな鐘の音を響かせています。

外壁に彫られた幸福のフクロウ。左手で触ると幸福が訪れるという。(右手で金製のものを触りながら左手で触れるという説もある。)

ここでまめ知識♪
フランス語でChouette(シュエット)と言ったら「フクロウ」という意味ですが、会話の中では「最高、すてき!」という意味で頻繁に使われます。

さらにまめ知識♪
ステンドグラスに興味のある方はノートルダムの裏側にギャラリーがあり、一つ一つを間近に見ることができます。係りの方に夫々の絵の意味を尋ねれば、絵に込められたストーリーを親切に教えてくれるでしょう。


木の骨組みが模様のようで可愛い15世紀の家並み。宝石店やテーブルコーディネート用品等、様々な分野のお店が並んでいます。昔からこの細い通りには職人たち店が立ち並んでいたそうです。想像しているとタイムスリップしてしまいそう。


道に刻まれた金色のフクロウの矢印を辿ると観光ポイントに自然と辿り着けます。
大きな広場に出ると、ディジョンの大劇場、サン・エティエンヌ(商工会議所)、サン・ミシェル教会(リュード博物館)が一望できます。


ブルゴーニュ大公宮殿の一部は美術館になっています。4代のうち2代のブルゴーニュ大公(フィリップ豪胆公とジャン無畏王)の墓が衛兵の間に保管され、展示されています。(現在アーティストによるムードアップのための工事中で衛兵の間は閉鎖されています。)


宮殿中央のフィリップ善良公の塔に上るとディジョンの町が一望できるそうです。(この日は上れませんでした、、)


リベルテ広場。
もともとの名を「王の広場」、その後「武器の広場」つまり戦いの広場、そして自由解放を意味するリベルテの広場に改名。名前の変遷を辿っただけでもこの場所に流れていった歴史を知る鍵になります。


その後は、お買い物をしに繁華街へ出るか、建築物をめぐる散策コースをとるか選んでいただきます。


ディジョン名物としてまずはマスタード。マイユの店にはオリジナルの陶器の壺が可愛らしく店頭に並んでいます。


パンデピスなら、ムロ・パティジャン!びっくりするくらい沢山の種類があります。



美しい町並みを散策し続けるなら、リベルテ広場から放射線状に広がる小道に入っていくと良いでしょう。


住居に隣接する塔を見つけたら、15世紀の頃と思って大抵間違えありません。それぞれの時代に建築の特徴(流行と言ってもよいのでしょう)があり、一つ一つの特徴を押さえていくと、建築の変遷が見えてきます。例えば家の装飾でも、複雑で重々しいものからもっと軽いモチーフ(メダルや草や花、またはそれを繋げたもの)などが見られたら、18世紀前半から広まったレガンスという様式です。

価値ある建築物には金のプレートがついていて、説明が書かれています。これはディジョン市が観光を充実させるためにつけたものです。つまり、金のプレートを見つけたら、鑑賞すべき建物だと思って注意して見てください。


サン・ジャン教会は小劇場として利用されています。フランス人らしいアイディアですね。


サン・ベニーニュ大聖堂の中には、エジブト時代やローマ時代の墓石が展示されています。ちなみにべニューニュはブルゴーニュ出身の聖人です。


サン・ベニーニュ大聖堂に隣接した修道士たちの共同寝室は1930年から考古学博物館として使われ、コートドール県中から収集された、古いものでは青銅器時代から中世にかけて、様々な遺物が展示されています。


ダルシー広場のギヨーム門。この門から駅までは歩いて3分程度です。

ラポスト。郵便局や市役所、観光局は大概由緒ある建物に入っています。





♪♪ ドメーヌ手配&訪問にご興味のある愛好家の方からのコンタクトお待ちしています。

♪♪ 初心者の方向けモデルプランもございます。4月22日のブログをご参照ください。

♪♪ 夏の爽やかなシーズンに向けて、ヴェズレーやフォントネーなどの観光案内も行っています。
ブルゴーニュ・レザンドール 
http://www.geocities.jp/yuko_raisindor/
Email : yuko.raisindor@yahoo.fr