今飲んで美味しいワイン ロゼ２００９

ブルゴーニュに来てから知った楽しみ方。それは自宅でバーベキュー！

フランスの冬は暗く寒く湿度も高いので、春が来ると皆きそって太陽を浴びようとするのです。お天気の良い日に、会話の中で
「プロフィッテー・デュ・ソレイユ profiter du soleil 」
と言えば、誰もがニコっと笑って同調してくれるでしょう。

春から夏にかけて、誰かのお家に招待されると大抵はバーベキューです。
皆でわいわいもいいですし、家族だけでのんびりもこれまた乙で良し！

シェフは夫（これもBBQのいい点♪）
厚めに切った豚のバラ肉、各種ソーセージ、えび、トマトのプロヴァンス風。
身体を冷やすのに最適なきゅうりのサラダを添える。ドレッシングはシンプルにオリーブオイルと塩、胡椒、プロヴァンスの香草（スーパーで売っている小瓶入り）、レモンをきゅっと利かせて。

ドメーヌ直売のグロ・フレール・エ・スールのブルゴーニュ・ロゼ、２００９年。
赤や白と比べてシンプルなのがロゼ。１２度くらいに冷やしたものを、バーベキューに合わせるとぴったりです。

グラスからの香りは控えめなのですが、さすがヴォーヌ＝ロマネの一流ドメーヌ、グロさん。口の中に含めて飲み込むとき、まるで果実の粒が弾けるかのようにのど越しで甘みと酸が絶妙に溶け合い、上品な香りが甘く広がります。２００９年は暑い年だったのでリッチな仕上がり。「グルマンgourmand」という言葉がピッタリです。

※ gourmand は直訳すると「食いしん坊な」という意味ですが、ブルゴーニュではよくワインの表現に使われます。若いうちから開いているリッチなワインで、甘い芳香がすることをいいます。

２００９年で若いワインですが、これは今飲んで美味しいワインだと思います。暑い年だっただけに酸は弱めなので、甘みとのバランスが今すでに素晴らしく、この豊潤な若々しさをぜひ楽しんで欲しい！試しにワインをちょっと残して翌日飲んでみたのですが、前日の方がずっと良かったです。ということは、超熟性はいまいちなのかな、と思います。

ブルゴーニュはもう夏時間。夜８時でも明るいです。夕焼けを見ながらのBBQと造り手の腕の利いたロゼは、最高に贅沢な時間をくれました。

日本だったら砂浜でバーベキューできますね！このロゼそんな時にお勧めです。

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ブルゴーニュ・レザンドール　

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