ワイン祭り サヴィニー=レ=ボーヌ シモンビーズ編

サヴィニー=レ=ボーヌで開かれたワイン祭りで、私の中でのメインはやはりシモンビーズでした。(お祭り全体の感想については前回の「報告編」をご覧ください。)

一歩足を踏み入れるなり、他のドメーヌに輪をかけた大変な賑わい。
時には楽隊も演奏に訪れて、訪問客の顔もほころびます。

演奏が終わると千砂さんが卒なくビッグヴィンテージのワインを奏者へお酌。これには彼らも満面の笑みでした。

試飲後、被災地の方々のために開かれたチャリティー・フリーマーケットに立ち寄ってくださる訪問客もあり、収益金は2日間で623ユーロに上りました。
この他に募金箱も設置したので、更に成果は上がったはず。

フリーマーケットでお買い上げいただいたお客様の中には、ポマールのドメーヌ・ミシェル・ゴヌーの、ゴヌー夫人と、ご子息であり現当主のアレクサンドル氏もいらっしゃいました。

他にも地元の学校の先生など、色々な方が、暖かいお言葉をくださりました。


この日のために千砂さんがデザインしたアイスバッグも可愛いです。
写真を撮り損ねてしまったのが残念ですが、透明のビニール布地に、日の丸を思わせる赤いシンボル。その中にブルゴーニュのブドウ樹を守り続けているサン・ヴァンサンがお地蔵様のように和やかな表情で立っている…。
これは、アウトドアに持っていっても便利です。氷を入れれば簡単にワインクーラーに変身。袋といっても頑丈なのでワインをそのまま立たせて冷やすことができます。グッドアイディア商品ですね!

お祭りの間、常に沢山の人が訪れ、サヴィニーのそれぞれの畑の個性をはっきりと表す華やかな造りのシモンビーズのワインは、訪問客に大変好評のようでした。(テイスティングをする人々の表情がみんなにこやかでした!)

閉会後は、千砂さんのお庭で打ち上げアペリティフ。
私は今まで飲んだことがなかったのですが、シモンビーズのラトリシエール2004年と、2009年サヴィニー=レ=ボーヌ・プルミエクリュ・レ・セルパンティエールが最高でした。特にラトリシエールは、赤系のフルーツにレグリーズ(甘草根)や丁子のような木系の香りが重複して素晴らしい!2004年は一般には人気のない年ですが、タンニンがすでに溶け込んでいて、今飲むのに最高だと思います。(勿論、もっと待ってまた違う熟成段階を楽しむのも良いでしょう。)

お手伝いをしながら、他の日本人の方々とお話できたことが、今回私にとってとっても嬉しかったです。特にお子様の成長談など、他の方の体験話を聞くことで、自分も半分くらい力を得たような気になります。

旧友との思わぬ再会もあり、素敵な一日でした。

千砂さん、皆様、本当にお疲れ様でした。被災地の方に少しでも役立つといいですね。


夕日に照らされ、金色に光る帰り道の畑。
将来ブドウとなる花のつぼみが、光をいっぱいに浴びています。
今年は3週間から1ヶ月ブドウの成長が早まっているそう。


この時期、夕焼け空が見られるのは8時ごろ。
明日も天気になりそうかな。




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ブルゴーニュ・レザンドール 

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